最近のパソコンはHDD(ハードディスク)もどんどん大容量化していて、データが沢山ある場合でも、ほとんどの方にとっては十分な容量になっています。それゆえに1台のHDDに「何でもかんでも入れてしまう」ということもあるでしょう。
ですがHDDは機械なので、突然壊れてしまう可能性も十分に考えられます。HDD内には、CDのような円板が常に回転しているので、円板に傷が入ったり、回転が止まってしまったりする可能性もあるのです。しかも1台のHDDにすべて入れていると、1度にすべてを失うというケースも発生してしまいます。できればHDDは複数台に分けておきたいものです。
もし万が一、HDDが壊れた場合はメーカーにHDDの修理を依頼することも出来ます。ですが、メーカーでの修理の場合、HDDの中を開けて修理をすることはせず、新品のHDDに交換するという形になるので中のデータが戻ってくることはありません。最悪な状態になっても大丈夫なように、HDDのバックアップを取っておくことが大切になってきます。
とは言っても、このページをお読みの方でバックアップを取っていることは稀なはず。
このような場合の復旧方法をお話ししてゆきますね。
まずHDDが壊れた場合、一番大切なことはパソコンを操作しないことです!!!
大切なことなので、もう1度言いますね。
一番大切なのは、パソコンを操作しないことです!!
なぜならHDDの故障が物理的な故障ではなく、データの消失ということであれば、まだ個人でも復旧させることは可能なのです。
実はパソコンのデータというものは、削除したり消えてしまっても、実はまだ消えていないのです。あなたの目に見えないだけで、ハードディスクの磁気には記録が残っています。ただいらないデータとしてマークされ、表示から消えてるだけなのです。
つまりこの状態なら、まだ復旧させることができるのです!!
この状態でもしパソコンを操作して、不要とマークされたハードディスクの領域にほかのデータが上書きされたら、もう二度とデータを復旧することはできませんので、注意して下さいね。
壊れたHDDが物理的な衝撃、たとえばノートパソコンごと車で引いてしまったとか、高いところから落としてしまった、水の中に落としてしまったというケースなら、個人で修理しようとはせず、必ずプロに任せるようにしましょう。
1.自分でデータの復旧を試みる
あなたがまずやるべきことは不要とマークされたデータが上書きされる前に、データを復元するソフトを使ってデータを復元できるかどうかを確認することです。
まずは無料の体験版を使えば良いですから、絶対に余計なことはせず、このソフトを用意して下さいね。
このソフトの体験版を使うと、データの復旧が可能かどうかの判断ができます。このソフトで復旧が可能であると分かったら、迷わず買って下さい。
もし復旧ができないとなったら、次に進んで下さい。
2.絶対に失いたくないデータがあるなら、迷わずプロに任せること
もしも、絶対になくなってはならないデータ、たとえば思い出のデジカメの写真や仕事の書類データなどがある、もしくは物理的な問題(ノートパソコンごと車で引いてしまった、水に落としたなど)という場合なら、個人で何とかしようとはせず今すぐプロに任せるべきです。
それくらいデータの復旧はデリケートな作業で、余計な作業をしてしまったがために復旧できないというケースも起こっています。
ですから、ダメ元でやってみようということでなければプロに任せてしまいましょうね。
ちなみにファイルの復活サービスをしている業者は沢山ありますが、パソコン本体からHDDを外し、送付すると復活したデータ等をDVD等に入れて送ってくれます。
HDDを外せない人は、パソコンごと送ることで対応してくれるケースもありますが別途費用がかかることもあります。
かかる費用ですがHDDのダメージの程度によって違いますが、2~20万円ぐらいと結構幅があります。